送球をするのが不安でたまらないです。

長さんの質問

 

こんにちは。

現在大学生でポジションはショートで野球をやっているのですが、ボールを投げることができません。高校3年の時夏の県大会で準決勝まで進みました。

その試合は同点で延長に行きました。延長10回裏ツーアウトまでとり、次の打者が自分のところにゴロがとんできました。

何でもないショートゴロでした。とって送球したらファーストのはるか上にいってしまいました。

そしてそのあと点数が入りサヨナラ負けをして高校野球は終了しました。

自分があそこでしっかりアウトをとっておけばこんなことにはならなかったし、自分のエラーのせいで負けてしまい、とてもみんなに申し訳なかったです。

その事がずっと頭に残ったままです。

自分はあのことを忘れようと思っているのに周りから「また暴投するぞ」とやじられてしまい、暴投してしまいます。

今はボールをとる前から一塁に送球するのが不安でたまらないです。

昔みたいにスムーズにコントロールよく送球できるようにしたいです。どうすればいいのでしょうか。

 

 

回答

 

高校最後の大会で甲子園まであと一歩のところで負けてしまったこと、その試合で自分がミスをしてしまったこと、悔しさと同時にチームメイトに対する責任感も伝わってまいります。現在は大学で野球をやっているとのことですが、今でもこの時のことを思い出し、不安にさいなまれているようですね。周りからのヤジにも悩まれているとのことなので、やはり高校の時のミスが長さんにとって大きな出来事であったことがうかがえます。

 

準決勝までいっていたこと、試合が均衡していたこと、延長戦までいっていたこと、あとアウト一個でチェンジになっていたこと、長さんがミスをしてしまったタイミングは様々なことに期待値が膨らんでいた状況であったと思います。だからこそ、ミスに対する印象が大きく、チームメイトに対しても強い責任感を抱いてしまったのではないでしょうか。

 

ミスをしてしまった時の状況を「何でもないショートゴロ」と表現しているということは、おそらくではありますが、普段通りの長さんであれば難なくさばくことができていたのだと思います。また、今でもあの時のゴロはさばけて当然という考えが長さんにはあるように思います。

 

しかし、どれだけ練習をしても、どんなスター選手でもミスは起こりえます。それは体力や集中力といった技術以外のことが要因であったり、環境や運がミスを誘発させることもあります。

 

もしかすると、10回裏ということもあり、体力的に疲弊しており体のコンディションが万全ではなかったのかもしれません。また、何でもないショートゴロでも捕球時に少しイレギュラーをしていていつものポケットで捕球することができていなかったのかもしれません。その他にも、次の回の先頭打者が仮に自分であったとしたら、早くもバッティングのことが頭をよぎり、守備に集中できていないこともあります。

 

何を考えどんな状況でどんなコンディションであったのかなど、これらを分析し、一つのミスを今後に活かすためには“どんなプレーでもミスは起こりえる”ということを理解する必要があります。そして、このことを前提に取り組みことができると、様々なことにも目が向けられるようになり、準備をすることができます。

 

今も長さんはチームメイトに申し訳なさを感じているとのことですが、文面から察するに真面目で責任感も強く、高校最後の試合も一生懸命プレーしていたように思います。一生懸命にプレーをしていなかったのであれば、それは今後の試合に活かすことができるのだと思いますが、一生懸命にやってのミスであればそれ以上のことはできないと思うので、仕方のないことだと思います。

 

現在も大学で野球を続けているということは、今も野球が好きで目的・目標があるのだと思います。これからの野球のためにも、まずは“どんなプレーでもミスは起こりえる”ということと、ミスをした自分を許し、認め、受け容れることが今の長さんに必要なことなのではないでしょうか。